脱初心者!ビンディングシューズの買い替え時期

お手頃価格のシューズを見つけてついにビンディングシューズデビューを果たし、ロングライドも経験したけれど、なんとなく物足りなさを感じていませんか?
それはサイクリストとして成長している証拠。レベルアップのタイミングです。
今回は、エントリーモデルのビンディングシューズからミドルグレードへレベルアップするタイミングや考え方をお伝えします。
ぜひ参考にしてみてください。
シューズを買い替えるべきタイミングとは?
今の自分のスタイルに少しでも合わないな、物足りないな、という違和感が出てきたら買い替えのタイミング。より気持ちよくライド出来る新しい相棒を見つけましょう。
多くの方はエントリーモデルからスタートすることがほとんど。オンラインストアでもSH-RP101、SH-MX100が人気モデルです。
一方、お客様からよく伺うのが「買い替えるタイミングがわからない」というお声です。
自転車が好きになればなるほどライドスタイルも自然と変化して、ロングライドやヒルクライムなどに挑戦する場面が広がっていきます。
そんな時にエントリーモデルのままだと、思うようなパフォーマンスが発揮出来ずせっかくのライドを楽しみきれなかったり、足や体に余計な負担がかかったりします。
シューズが合わないサインが出てきたら買い替えを検討してみましょう。
シューズが合っていないサイン(足の痛み・フィット感の違和感)
では、シューズが合っていないサインは何に気をつければ良いでしょうか。
わかりやすいのは足の痛みの感じ方とフィット感です。
通勤程度の短い距離なら多少のフィット感のずれや違和感は気になりませんが、ロングライドでは些細な違和感が徐々に大きくなっていきます。
エントリーモデルは疲れにくい設計にするため、基本的にソール剛性(足の裏のソールの固さ)が比較的柔らかく、クロージャーシステム(シューズの締め方)もベルクロなどで設計されていることが多いです。
そのため、力強く踏み込みたい場面ではソールに力が伝わりきらず、ペダリングが思うようにいかない場合があります。
なんとなく小指の付け根が痛い気がする、踏み込みたいのに足がずれて力がうまくペダルに伝わらないという場合は、あなたのライドスタイルにシューズのパフォーマンスが追い付いていないサインです。
あなたのライドスタイルに応えてくれるシューズを選びましょう。
エントリーグレード・ミドルグレードの違い
先ほどはシューズの違和感について簡単にお話しましたが、ミドルグレードのシューズでは具体的に何が良くなるのでしょうか。
ここではシマノのエントリーシューズRP1とミドルグレードRC5を例に各スペックの違いを見てみます。
商品名 | SH-RP101 | SH-RC502 |
見た目 | ![]() |
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重量(42サイズ) | 228g | 241g |
ソール剛性(12段階) | 6 | 8 |
クロージャーシステム | クロス ストラップ | BOA®フィットシステムL6ダイヤル、シングルストラップ |
アッパー素材 | 合成皮革 | シンセティックレザー+メッシュ |
アウトソール素材 | グラスファイバーで補強されたナイロン | TPU(カバー) |
価格 | ¥9,680 | ¥25,410 |
わかりやすい違いは、重量の他に先ほどもお伝えしたソール剛性とクロージャーシステムの違いです。
ソール剛性をシマノでは12段階で設定しており、8という数値は実はロードシューズではRC5だけの設定です。

固すぎると逆に疲れやすくなりますが、柔らかすぎるとうまく力が伝わりません。まさにエントリーとハイエンドの良いところを融合したミドルグレードの設定がRC5です。ソール剛性一覧表>>
また、RC5はBOAダイヤル搭載でより細かい調整と足全体を包み込むようなフィット感が得られます。これはベルクロタイプでは実現出来ません。踏み込む前にカチカチとダイヤルを回す仕草もかっこいいですね。(※動画はRC903です。)
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まとめ
いかがでしょうか。ビンディングシューズは自転車を楽しむ上で非常に重要なアイテムです。少しでも違和感があればぜひ買い替えを検討してみてください。ご不明な点がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。